映画鑑賞が好きお勧めの映画を列挙するページ。随時更新。 |
『マーターズ』 痛みの果てに何があるのかを描いた作品。監督は案外そこまで深く考えてなかったみたいだけど、主演女優さんが撮影中に骨折するほどの勢いで全身全霊を注いだ結果、とんでもない傑作ができたんじゃないかなと思う。 『コックと泥棒、その妻と愛人』 最初はなんかよくわかんない映画だなと思うんだけど、独特の演出による雰囲気にだんだん呑まれていく気分になる。後半からの展開は神がかっている。 『アメリカンヒストリーX』 白人と黒人との間に根深く残る人種差別問題をとりあげた作品。いい話だな、と思わせてからのオチに号泣した。 『縞模様のパジャマの少年』 ユダヤ人迫害が行われていた時のお話。収容所を管理する偉い人のまだ幼い息子と、収容所にとらわれている幼い男の子が友情を育む。オチがちょっと衝撃的。 『隣の家の少女』 ケッチャムによる同題の小説を映画化。トラウマ級だけど、あの小説をここまで映像化したのは本当にすごい。映画としても非常に心に残る作品。ちなみに実話に基づいています。 『キューブ』 このシリーズは必ず『キューブ』『キューブ2』『キューブZERO』の順に観てください。公開当時はまさかの単館上映でしたが、低予算で制作されたとは思えないほど完成度の高い作品です。 『クルーシブル』 魔女裁判のお話。集団ヒステリーというものの恐ろしさというか、人間って恐ろしいものだなと思わされます。こういう事件が実際に昔のアメリカで起きていました。 『ダラス・バイヤーズクラブ』 HIVに感染し、死にたくなくて必死に足掻いたろくでなしの男の話。実話に基づいています。ものすごくいいお話な上にテンポが良くて面白かったです。 『ゼロ・グラビティ』 映画館という設備の持てる利点を最大限に活用した映画。空気がないために音もない宇宙の息詰まるような無音と孤独を完璧に描き切った作品。 『ドッグヴィル』 舞台のような面白い手法を採用している映画。ある小さな村に、どこかから逃げてきた美しい女性がやってくる。最初は彼女を優しく匿っていた村人たちと彼女との関係は、だんだん歪になっていく。オチが秀逸。 『ラビナス』 食人をテーマにした映画。自らの命と尊厳とを天秤にかけた時、どう選択するのかを描いた作品。殺人鬼に追われるシーンのBGMがやたら軽快なのが印象深いです。 『恋愛睡眠のすすめ』 好きな女の子に声もかけられない気弱な男が選んだのは、夢の中で彼女と愛を育むこと。やがてつらい現実と幸せな夢との区別がつかなくなっていく。後から何度も考えさせられる作品でした。 『ミスト』 『宇宙戦争』のバッドエンドバージョン、みたいなもの。理不尽な悲しみに呆然となることができます。 『パンズ・ラビリンス』 好奇心に負けて人間の世界から戻れなくなった妖精の王女その人であると告げられた少女。三つの試練を乗り越えれば妖精の国に戻れるよ、と言われ、つらい現実から抜け出そうと試練に挑む。泥臭くて残酷な妖精物語。結末の解釈によって後味が全く異なる作品。 『メメント』 妻を殺された際の負傷で記憶障害になった男の話。一度観たら二度目も観ずにはいられない作品。 『ミニミニ大作戦』 邦題のセンスが死滅しているが内容は非常によくまとまっている。原題はイタリアン・ジョブ。窃盗団が最後の大仕事を終えたところで裏切り者がボスを殺して全てを奪う。その一人娘が復讐のために立ち上がる話。ユーモアとミニ・クーペ満載のアクション映画。 『ザ・バニシング -消失-』 行方不明になった恋人を必死で探している男の話。彼女を誘拐したことを匂わせる男が彼に近づいてくるが、彼は愛する恋人がどうなってしまったのかどうしても知りたくて、男を司法に引き渡さず「知りたければ飲め」と相手に差し出されたコーヒーを飲む。結末が衝撃的。 『ミュンヘン』 復讐というもののむなしさ、無意味さを完璧に描いた作品。ザ・ワースト・セックスシーンで有名かも。 『ハード・キャンディ』 現代の赤ずきんちゃんが狼を狩りに行くお話。どこまでを見せ、どこまでを見せないかという視点の配置が非常にうまい。男性にはお勧めできない。 『オールド・ボーイ』 理由も告げられず十数年監禁され続け、ある日唐突に開放された男の話。衝撃の結末。 『SAW』 第一作目が傑作。二作目以降は蛇足。 『レポゼッションメン』 健康な臓器、レンタルします。ただし、代金を支払えなくなった場合、強制的に差押えます。その際に死んだとしても自己責任。そんな差押人の男を主役としたお話。 『チェンジリング』 行方不明だった息子が戻ってきた。だけど、この子はわたしの子じゃない。自分の子供とは思えないのに周囲にはお前の子供だと言い聞かされる女性の、子供に対する嫌悪感の描写が秀逸。後半から明かされていく真実が衝撃的。 『蠅の王』 ゴールディングの小説を映画化。飛行機事故によって少年たちが島に流されるお話。彼らは最初、秩序をつくり、議会のようなものをつくって、協力しあいながら暮らしはじめる。しかし、特に力の強い少年たちをはじめとして、何人かが徐々に異なる考え方を示していく。秩序が悪意によって崩壊していく全貌を描いた、性悪説を具現化したような作品。 『インファナル・アフェア』 潜入捜査官としてマフィアに入り込む男と、反対にマフィアのために警察でスパイをしている男のお話。それぞれ譲れないものを抱えた二人がお互いに殺意を向け合う姿は見ていて胸が苦しくなる。 『永遠のこどもたち』 閉鎖された孤児院を再開するためにやってきた夫婦。彼らの幼い息子は空想のお友達と遊ぶのが好き。そんな息子がある日失踪してしまう。衝撃の真相とやりきれない結末。 『大脱出』 脱獄の天才であり、それによって刑務所の脆弱性を指摘することのできるセキュリティのプロである男が、何者かによって汚名を着せられて監獄に入れられる。そこで出会った囚人たちのボスと組み、脱出不可能と言われる監獄から脱出しようとするお話。構成、演出、アクションともにバランスがよく、爽快な映画。 |
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